インプラント治療はインプラントを植え込むための顎の骨がないと行えません。
骨を新しく造ることを骨造成といいます。
インプラントは自分本来の骨に入れるのが1番良いとされています。骨造成を避けるために、わざとインプラントを少し傾けて入れる方法(傾斜埋入)などがあります。
傾斜埋入もできない場合では、新しく骨を造ること(骨造成)が必要になります。
新しく骨を造ることは決して容易ではなく、またどこにでも自由に造れるものではありません。
サイナスリフトについて
上顎の奥歯はインプラントをするために必要な骨の厚みが足りないことの多い代表的な部位です。
上の奥歯の根の先のほうは空洞になっており中に骨がありません(左絵の青色の部分)。
歯周病などで歯を失ったときには、骨が大幅に無くなってしまうので、インプラントを入れることができる骨の厚みが1ミリ以下ということも珍しくありません。
(上顎洞は空洞ですが、わかりやすくするために青色で表現しています)
インプラントは左の写真のように入れるのですが、このままでは上顎洞にインプラントが飛び出してしまいます。また、インプラントを支える骨の量が少なすぎます。
サイナスリフトの術式について

上の絵のように、上顎洞の外側の骨に小さな穴をあけて、骨のもとになる材料(自分の骨など)を入れます。
インプラントを同時に入れてしまう方法と、サイナスリフト後半年程度してからインプラントを入れる方法があります。
サイナスリフトの成功率は5年以上経過したもので9割以上といわれています。
欠点としては、通常のインプラント治療に比べて外科的侵襲がやや大きいことと、歯を入れられるまでの期間が半年~1年程度余計にかかってしまうことです。
GBRについて (GBR:Guided Bone Regeneration)
骨の横幅が足りないときに行う手術です。前歯でも奥歯でも行うことができますが、いくらでも増やせるわけではありません。

たとえば上の絵のように、歯を失うと骨が痩せてしまいます。

このまま骨の幅が狭い状態でインプラントを入れると、上の絵の左側のようにインプラントの外側の部分が骨からはみでてしまいます。
はみ出たインプラントの部分を自家骨(自分の骨)などの材料で覆うようにして、さらに特殊な膜を被せると新しい骨ができてきます。
このように骨の高さや幅が足りないところに新しい骨を造ることをGBRといいます。


















